今後のお部屋探しのご提案

別ページで問題点に絞って注意点をあげていますが、実際にどのように注意をしてお部屋探しをするかという点をここでは提案します。
部屋探しのポイント
■希望条件の絞込み
お部屋探しをする際、希望の条件がハッキリしていないと上手なお部屋探しはできません。間取りに関しては、1R希望が3LDKに変更と言うことはないでしょうが、家賃などは5万円を希望していても6万円で契約などと言うことは良くあることです。高めに設定しあるような部屋で5万円のものを見せて良い感じの6万円の物件を見せられると心が揺らぐものです。月1万円の違いと言うのは1日約330円の違いです。一日缶コーヒー3本我慢すれば問題ないですよ。などと言われて変更してしまう方も多いです。しかし、実際の生活で家賃には5万円しか割けないというのであれば、その枠の中で自分の求める条件に一番近い物件を探すべきです。このように部屋探しをする際に、絶対に譲れない条件を3つほど挙げてさらに優先順位もつけておくほうが良いでしょう。それに付随してほしい設備を挙げておきます。ちなみに多くの方が『間取り』『家賃』『場所』と言うものを重視しているようです。
また、女性の方はやや家賃が高くなってしまいがちです。と言いますのも立地条件や階数(3階以上)、室内洗濯パンにセパレートタイプのユニットバス、そして広めのキッチン、南向きと希望をどんどん出して妥協点が出てこないからです。結局全てを満たす物件ともなると当初の予定より2〜3万円も高くなってしまうと言うこともあります。家賃の幅に限りがあるならばこの辺は我慢しようかなと言うものを先に考えておくことも大切です。
■不動産業者を選択する。
住宅情報誌やインターネットの検索をつかって不動産業者を選びます。
物件を選択するのではなく不動産業者を選択するところがポイントです。
この『賃貸超特急』では物件の選択を行って家主様へ直接お問い合わせができますので物件を選択するでいいのですが、住宅情報誌や他のインターネットの検索の場合、問題点でも挙げていますが情報の新鮮さと言う点ではやや難がありますので、情報の載せ方や問い合わせの対応などで感じの良い業者を選択してゆくのが良いかと思われます。
■内見の日取りを決める。
不動産業者や物件が決まると実際に物件を見に行く日を決める事となります。お仕事の都合などもあると思いますが、不動産業者を利用する際は、なるべく平日を指定することをお勧めします。現地案内の際の鍵の手配など休日より平日のほうが行いやすいためです(土日休日の所も増えている為)。また、数多くの物件を見たい場合は午前中からまわるほうが良いでしょう。なお、時々家族や親戚まで一緒に内見にこられる方もいらっしゃいますが、なるべく入居する方だけにしておいたほうが無難です。他でも述べましたが良い部屋と言うのは入居する方が良いと感じる部屋ですから、入居しない方が増えるとそれだけバラバラな意見が飛び交うこととなり、結局自分にとって良い部屋を決められない可能性がある為です。
■内見で注意するポイント。
内見の際注意するポイントはいくつかあります。まず事前に絞り込んでいた条件とどれだけ合っているか、もしくは外れているか……これは誰しも見るところですが条件に挙げていなかった設備に現地で惹かれてしまうことも良くあります。他の条件+αの設備であれば良いのですが、時々、他の条件を忘れて決めてしまう方もいらっしゃいますのでそのあたりご注意ください。
他はポイント的なものですから頭の隅に入れておくと良いでしょう。
・窓の枠の周りのシミ……結露がどの程度であるか目安になります。
・作りこみ収納の中……カビ臭かったりする場合は換気が悪い場合があります。
・玄関……靴の収納スペース、傘立て、広さなど、内見の際は物がないため広く感じます。
・畳……換気が悪いところは、うっすらカビが生えていることがあります。また踏み込んだ際の硬さなども気をつけてみたほうが良いでしょう。
・廊下や扉の寸法……物がないので広く感じますが、実際に置く物が通るかどうか、また物を配置した際、通りにくくないかなど
・部屋の形等……もって行くものの配置を考えながらコンセントやTVジャックの位置を確認すると良いでしょう。新聞紙でサイズの目安を確認するのも手です。
・キッチン……一人暮らしで自炊される方は洗い場とコンロのほかに調理するスペースも見ておいたほうが良いでしょう。
・立地……駅やバス停などからの距離だけでなく、コンビニエンスストアやスーパー、銀行などの位置も気にしておいたほうが良いでしょう。
・エントランス・郵便受け……掃除がしてあるか、郵便受けは覗かれないかなど
・ガスの種類、各種連絡先……決めてしまいそうな時は先にチェックしておくほうが後々スムーズです。また、カーテンの長さなども測っておいたほうが良いでしょう。
■重要事項説明を受ける。
気に入ったお部屋が見つかると『契約』と思いがちですが不動産業者の仲介の際は申し込み時に重要事項説明を受けます。これは、物件の内容について登記簿に記載された事項をはじめとした各種事項について説明を受けるものです。不動産業者の場合は宅建主任者が主任者証を提示して説明をしなければならないものですが、家主様と直接契約する際も詳しく説明を受けておくことが重要です。特に登記簿記載事項などは理解するまで説明を受けてください。この説明を受けて納得できたら申し込みです。
■契約書の記入と入金。
契約書の内容はよく読んでおいてください。特に敷金の清算方法などですが、重要事項説明の時に聞いていないような内容がある場合はすぐ問い合わせしましょう。原状回復費の負担区分等と解約時の条項は特によく読んでおいたほうがいいです。契約書に記入、捺印の後、必要書類などを用意して契約金を入金しましょう。
■入居後の注意点。
契約を結んで鍵をもらって引っ越して終わり……ではありません。これから賃貸人・賃借人の関係が始まるのです。ですから、入居時に確認すべき点は結構あったりします。
家主様への挨拶……最近は近くにいらっしゃらない場合などもあって行わない方が増えていますが、後々の関係を良くして行く為にも行っておいたほうが良いでしょう。
入居時に、床の傷や柱の傷などがある場合は写真に撮っておいて家主様の契約書とご自分の契約書に添付しておく。管理会社や家主様に連絡して行うのが良いでしょう。
不動産会社に頼らないお部屋探し
賃貸借契約に関しては家主様が直接募集契約する際には宅地建物取引業法は適用されず、借地借家法のみ適用されます。ですから重要事項説明の義務などはありません。しかしながら入居すれば長い関係となりますので最初にいろいろと確認しておくことが必要です。逆に言うとこの点に注意して家主様と直接お話ができるお部屋探しができれば納得する部屋探しもできることでしょう。ただし、やはり契約や重要事項の説明をしっかりしてほしいと思えば、この重要事項説明と契約書の作成などを不動産業者にお願いすると言う方法もあります。その際、仲介手数料は家主様と半分ずつできないかなどの話し合いを事前にしておくと良いかもしれません。
この場合、不動産業者の営業マンの利益に関係なくお部屋が探せるので本当に納得するまで行ってもいいですし、ところどころ妥協してみるのもいいでしょう。ただし、自己責任という気持ちをしっかりもって行動してください。
ちなみに店舗や事務所を探す際はこの方法のほうが結構楽な場合があります。と言いますのも使用法や改装などの相談など直接話したほうがまとまることも多く、ストレートで伝えられるので錯誤なども少なくなるためです。※近隣住民との折衝やコンサルティング的な内容が必要な場合は、実績のある不動産業者及び担当者にお願いするのがよいです。一般的な仲介業者では後々苦労する事が多いです。
希望ばかりを挙げすぎない
お部屋探しをする際に出てくる希望と言うのは、基本的にいくらでも出てきます。ですからお引越しの理由などとあわせて希望を整えることも必要です。具体的にいうと、転勤など引っ越さなければならない期日が決まっている場合は、今現在、もしくは期日以内に入居可能な物件の中からできるだけ希望条件にあてはまる物件を選択する事となります。つまり第一条件は期日以内に引越し可能と言う点、そして間取りや家賃と言う順番になります。ですからその他の条件にこだわりすぎて、期日が近づき、結局とにかく引っ越せる部屋に決めなければならなくなるなど良くあることです。逆に期日に定めがなく、今住んでいる所の条件が悪いための引越しであるならば、よくよく条件を吟味しても良いでしょう。ただし、この場合は不動産業者の営業マンから相手にされなくなる事を覚悟しておいたほうが良いです。冷やかしと思われてしまうこともあり、また、条件に沿うものが出て来ても忘れてしまっていることがあるからです。ただし、この場合条件の良い部屋を探すため空き物件の数は少ないと思っておいたほうが良いでしょう。転勤などでない限り解約する可能性が低いからです。逆に言うと転勤シーズンが狙い目ともいえますが、このシーズンは資料だけで契約していく転勤組もいる事をお忘れなく。
保証会社の利用
賃貸借契約の際どうしても必要なモノとして連帯保証人というものがあります。
これは、滞納などに対する金銭的な保証もありますが、入居される方が信用に足る人物かどうかと言う身元確認的な保証の意味もあります。ですから、ご両親など身内の方をお願いすることが多いのですが(親から保証されないと言う事はちょっと問題ありかなと考えるため)実際に滞納の督促をしても経済的に難しいと言う場合もあることでしょう。そこで最近多くなってきたのが保証会社という滞納などに対して金銭面の保証人になりましょうと言う会社です。契約の際、家主様と『保証人は保証会社を使用できないか』と相談するのも良いでしょう。利用料金も大抵が契約時に保証する賃貸契約時の賃料1ヶ月分を支払い翌年からは更新料の1〜2万円を支払うところが多いようです。ただし、保証と言っても立替保証のようなものですから入居者は滞納した分を後からキチンと保証会社のほうへ支払わなければなりません(当たり前のことですが…)。
まとめ〜自己責任の追及〜
最近のお部屋探しに関して自己責任を伴わない方が多いように思われます。何か問題が出れば不動産業者の営業マンに責任転嫁される方や希望ばかりを挙げて、それら全てを満たす物件がなければ不愉快になられる方など、そして契約にいたっては不動産業者に任せきりで、あとで問題が発生し、初めて契約書を読んで騙されたという方など……。賃貸物件の契約と言うのは家主様と借主様の人間関係が生まれる人と人とのコミュニケーションの始まりでもあります。また、周囲の方々とも新たなコミュニケーションが始まります。結局、家主様や他の入居者様との人間関係を良い方向に築いて行くことこそ良い賃貸生活の始まりでもあるのです。ですからお部屋探しから契約まで不動産業者に任せて自分は入居するだけ。月々の家賃を支払って、出て行くときは敷金の返還はこんなはずではないでしょうとクレームをつけていく……。一般的ですが紙切れだけの関係では設備の故障などのトラブルの際も両者とも良い気持ちになれないことも多くストレスだけが溜まってしまう事もあります。これから住む部屋を探す事やこれから築いていく人間関係に対し、自分自身で責任が取れるよう、質問することや確認することを怠らず、そして納得してお部屋探しをされることをお勧めします。