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賃貸借、これまでの借主様サイドから見た問題点
インターネットを利用した物件検索に限らず現状のお部屋探し、また賃貸借契約における借主様から見た問題点について挙げていきます。

物件情報のお部屋はあるの?
住宅情報誌やインターネットの住宅情報は掲載依頼から情報公開までの期間が1週間から2週間かかるため本当に良い物件は決まってしまっている可能性は高いです。
似たような物件情報が別々の不動産業者から出ていたりすることもあります。いわゆる一般募集や客付け物件などです。複数の業者から募集してある場合は契約済みの場合も多いようです。
では、どうしてそのような情報の渦になってしまっているのでしょうか

■募集元が不動産業者である
不動産業者の収入源は契約成立時に頂く仲介手数料がメインです。その為、特定の物件で契約を成約することよりも、とにかく自分のところで契約をすることが第一条件となります(そうしないと仲介手数料は発生しないので当然ですが)
つまりお部屋探し中の方からお問い合わせがないと契約まで進むこともない為、どうしても、お問い合わせのあるような広告を出す事が多くなります。当然、物件の情報は一般に公開されるよりも自社内そして業者間での流通のほうが先に行われる為、人気の物件は一般公開前に契約済みとなってしまうのです。しかし、中には広告掲載の更新時にきちんと空室の確認等を行わないで掲載してしまう業者もあるようで、実際には空いてない部屋も多数存在しているようです。業者側としては問い合わせがあれば振り替え物件がいくらでもあると考えているようなのでいいのでしょうが、お問い合わせをされている方にとってはなんだか騙されている様な感覚を持ってしまうことも当然ありうることです。

■持ち物件のみを公開できるサービスが少ない
上記にもある通り、仲介手数料がメインの不動産取引業者ではなく、月々の家賃収入がメインである貸主様・家主様が直接ご自分の物件のみを紹介・募集するサービスが少ない為、インターネット上でも他の不動産業者が募集する多数の物件情報に埋もれてしまうという難点があります。結局、ほとんどの物件に対するお問い合わせは不動産業者へ行くこととなります。持ち物件もそうですが空き物件で登録されている物件も魅力ある物件に埋もれて検索されることが少ないです。結局のところ、ネット上にはあんなに魅力的な物件があるのに実際お部屋探しをする際はどうしてないの?という気分になるのと同様に、魅力的な物件が検索にかかりすぎる為、その他の情報に目が行きにくくなってしまうのです。ある意味、悪循環のようですが、情報の信憑性に乏しいインターネットの世界ですから仕方のないことなのです。結局、正しくない情報でも活用できる立場が存在する事でより、情報の乱発となるのです。



どうしてあんなに電話が来るの?
住宅情報誌片手に電話をしていた頃よりもインターネットでお問い合わせをしたら、なんだか毎日電話がかかってくる……どうして?という経験のある方も多いのではないのでしょうか。

 これはインターネット上の物件情報は多数の不動産業者が掲載しており、お問い合わせを行うと当然それらの掲載業者へメールが届く為です。しかもインターネット上では多数の物件に知らず知らずのうちにお問い合わせをしてしまう傾向がある為、業者の数が結構な量になるのです。そしてその各業者が毎日電話をするとすれば、たくさんの電話がかかってきてもしょうがないといえます。
 ただし……お問い合わせ方法にメールや郵送、FAXを指定していても電話がかかってくる場合があります。これは、賃貸営業という性質上、まず話をしないと始まらないという営業マンの心理も関係します。メールを送っている間に他の業者にとられてしまわないか?本気で部屋を探しているなら電話をして確認したほうが早いといった心理も同様です。そして逆に電話で連絡が取れないお問い合わせは後回しになる等、決まりそうなお問い合わせから対応していく為、良いお部屋探しにつながってない場合も増えてきているのです。

契約したときと入居後の印象が違う
お部屋探しの際、良い部屋というのは個人個人によって変わってきます。と言うのも、ご自身が気に入ったお部屋が良い部屋と言うことになるからです。どんなに設備が良くても気に入っていない部屋で毎日暮らすと言うのは難しいでしょう。そこで文字や写真の情報だけでなく、実際にお部屋を見て気に入ったら契約をする事となるでしょう。良い営業マンの場合、本当に気に入りそうな物件を探してくれますが、時として物件を気に入るように他の物件を探す営業マンもいたりするのでこういう事が起こります。いわゆる営業テクニックと言うモノです。営業テクニックの内容の前になぜそういうテクニックが必要となるのかと言うお話もしておきます。営業マンの成績は大抵の場合契約数ではなく売り上げです。つまり1つの契約でもより多くの売り上げが上がる物件で契約していただいたほうが良い訳です。さて、月の賃料が5万円の1ルームを契約した際の仲介手数料は52,500円(税込)となり、賃料5万円のお部屋であればどのような物件でも売り上げは同じような気がします。しかし、物件によってはが出る物件や逆に手数料を他の業者と半分ずつにしなければならない物件などがあるのです。その為、営業マンによっては最初から、この条件ならこの物件で決めてしまおうと計画する方も出てきます。そのように入居者の意図とは違う方向で契約にいたった際は入居後に違和感を感じたりすることも出てきます。
案内と契約のテクニックとは
営業マンのテクニックは多数あり、またいろいろな所で話が出ていると思いますのでここでは細かくは説明いたしませんが、基本的には特定の物件に決めたいときに使うようです。テクニックには、大きく分けると案内の方法によるものと言葉によるものとがあります。
案内方法と言うのは捨て物・捨て物・決め物・やや捨て物といった感じで案内する事やかなり安い物件・かなり高い物件・決め物・やや安い物件といった感じで感覚を麻痺させる方法です。また、マイナスポイントはうまく見せないように案内すると言うこともあります。
言葉によるテクニックは、言葉巧みなと表現されるような営業トークですがこれは当初の希望条件を摩り替えたりする事もできるものなので、希望条件にハッキリとした理由がない場合は流されてしまいがちです。例えば日当たりの良い南向きの物件を切りたいとき(いわゆる決め物と違う場合)は、『南向きは日差しが強くなりすぎるため東南向きのこの物件の方がお勧めですよ』など大抵の条件には切り返しできるような言葉をつかって目的の物件へ誘導します。本当に条件の良い物件を紹介してくれる方もいらっしゃいますが、常にと言うのは企業として利益追求がある限り無理な注文なのかもしれません。
また、契約前に重要事項説明を行い物件の内容の確認などを宅建主任者が行いますが、入居後の不具合やメンタル的なものは表現できないものが多いためすんなり契約してしまうことが多いようです。ちなみに仲介業者は契約書を取り交わして契約金を入金していただくと一段落で、次のお客さんに行ってしまいます。入居後の関係は家主様、もしくは管理会社と入居者(契約者)と言う形になるためちょっと責任逃れがやりやすいからかもしれません。また、営業マンの中には売買と違って数十万程度の事で、気に入らなかったらまた引越しすればよいと考えている人たちもいます。お部屋探し中の方にとっては一大事であるけれど、毎日お部屋探しをしているとそういった感覚に陥るのかもしれません。その為、契約金の振込み期間や請求書の内容などにもいろいろとあったりします。

事務所物件や店舗が探しにくい
事務所や店舗などの物件はなかなか専門で取り扱っているところがありません。と言いますのも事務所物件や店舗物件をきちんと管理する管理会社が少ない為、家主様が各不動産業者へ募集依頼する一般募集がほとんどであり、情報が行き来していないことが多い事、また、契約に至るまでの交渉力や企画力、提案力のある営業マンが少なく敬遠されがちな事などの問題がある為です。ただし、それなりの家賃の物件に関しては力を入れてくるところも多いです。

まとめ
現在、昔からあったものから徐々にエスカレートしてきたものまで様々な問題が増えてきています。もともと消費者を保護するために設けた業法が逆にマンネリ化を生み、昔ながらの人と人をつなぐと言う意識が減ってきたからではないかと考えられます。今後家主様と借主様の人と人をつなげられるような仲介人が生き残れ、お金に走った業者が淘汰されるような世の中になれば、家主様・借主様ともどもよい部屋探しができるのではないかと思えてなりません。

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